top of page

構音障害は3歳から小学校入学前に親が気付き、慌てて矯正することが多いようです。

小さいころから様々な人と接していると指摘され早く気づくことが多いのですが、家族の中で過ごすことが多いお子さんは小学校入学前後に周りから指摘され気づくことがあります。

 

耳の聞こえ、口唇の大きな障害がなけれなば治る場合がほとんどですので、なるべく早く、耳鼻科にかかり、医師と相談してください。

 

多くの構音障害の場合、「カ行」「サ行」「タ行」でお困りのお子さんが多いようです。

 

「カ」行は訓練すれば治りが早いです。

現在行っているトレーニングの例をいくつか紹介します。

①舌の動きを滑らかにするため、舌を時計の右回り、左回りとぐるぐる回します。(ゴリラトレーニング)

②舌を前に出して、上あごにつける。繰り返し舌の動きを確認する。

(発話例)

・柿の木に柿がたわわに実っています。

・ささきさんの家のねこが、はがさんの家のいぬとけんかした。

有声音の「か」無声音の「か」を繰り返し発話し、口の形と音をよく見て聞いてもらいながら発話します。

 

○「キ」

「キ」の音が「キシィ」と息が漏れています。

 

練習方法は唇の形を治します。

「キ」ときれいに発話できない場合は「イ」の形をつくり、唇を横に開きます。

「キ」「キッ(無声化)」「キ」「キッ」「キ」「キッ」「キ」「キッ「キ」「キッ」

と繰り返し発話します。

現在矯正中の小学生は効果が表れています。必ず耳元で正しい発話を繰り返し、音と口の形を見せ視覚と両方で認識させます。

​カ行の矯正の効果がでてきたら、サ行を含む文章と組み合わせ発話させます。

 

 

○「コ」

「コ」が「ト」に聞こえます。

 

カ行の構音障害の場合、舌の後ろが「ワ」「オ」となり、舌の前後に力が入り上に上がるため、「タ行」に変わってしまう。強く「タ行」が出てしまう場合は舌の前後を平たいもので押さえて、少し中に押し込むようにして「カ行」を発話する練習をしてください。

 

難しい場合は コンタクトのフォームをお使いください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

bottom of page